本当は怖い!低温やけど / 浪速区の北村整骨院 健康ニュース
最近、一段と気温が落ち込み、寒さ対策としてカイロや電気毛布などの防寒グッズを使うことが多くなる季節です。
そんなときに注意が必要なのが「低温やけど」です!
低温やけどとは?

カイロや電気毛布など、体温より少し温度の高いものが長時間肌に触れ続けることによって起こるやけどです。
低温だからと言って甘く考えてはいけません!
「低温やけど」は、普通のやけどと違い、皮膚の深い部分で起こります!
その為、治りが遅く、気付いた時には重症化していることが多いです。
やけどの分類
やけどは深さにより、重症度がⅠ度~Ⅲ度に分類されます。
「低温やけど」は下の図のⅡ度やⅢ度の場合がほとんどです!!
Ⅰ度 | Ⅱ度 | Ⅲ度 | |
---|---|---|---|
外見症状 | 赤く充血する | 水ぶくれが出来る | 皮膚が乾燥する 黒く変色する |
自覚症状 | 痛み、熱がある | 損傷部が深い程、 痛みが少なくなる |
痛み、感覚がない |
処置 | 冷水で冷やす | 皮膚科へ受診 | 皮膚科へ受診 |
治療期間 | 数日で治る | 1~4週間 | 1ヶ月以上 |
※Ⅲ度の場合、対応が遅れると皮膚が壊死(腐る)する可能性があります。
もしも低温やけどになったら?

「低温やけど」になった部分にガーゼを当て、皮膚科へ行くことが重要です!
普通のやけどの場合は、冷やしたり、軟膏を塗ったりしますが、低温やけど(Ⅱ度、Ⅲ度)の処置としては、間違っています。
見た目が軽い状態でも必ず皮膚科の専門医に診てもらいましょう。
低温やけどにならないためには?

- 湯たんぽは、専用カバーの上から更にタオルを巻きましょう。
- カイロは、肌に直接貼ったり、当てないようにしましょう。
- 電気ストーブは、固定して置いてある為、常に身体の同じ所に熱が当たらないようにしましょう。
- 電気毛布は、寝る前に電源を切り、長時間身体に熱が当たらないようにしましょう。
防寒グッズを正しく使い、寒い冬を乗り切りましょう!!