ダイナミックストレッチとスタティックストレッチ / 浪速区の北村整骨院 健康ニュース

少しずつ気温が下がってくるこの季節、運動する機会も増え、久しぶりに身体を動かすという人も多いと思います。
怪我なく運動をする為には、運動を行う前のストレッチが重要です。
そこで、今回はストレッチの重要性、種類や効果などをご紹介します。
ストレッチの重要性
スポーツ選手や運動をしている方だけでなく、デスクワークや立ちっぱなしなど、同じ姿勢が多い仕事でも、身体の筋肉が固まってしまい、老廃物が蓄積されます。
そのような状態が続くと疲労が溜まるだけでなく、筋肉の動きも悪くなる為、身体を痛めやすくなってしまいます。
ストレッチは、筋肉の柔軟性を高めるだけでなく、日常生活においても怪我の予防や改善、軽減などさまざまな身体の不調にも効果があります。
代表的なストレッチの種類

①ダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)
主にスポーツ時のウォーミングアップとして用いられ、体温を高めたり、競技動作に近い動きを行う事で身体を動かしやすくし、怪我の予防やパフォーマンスアップを目的とするなどの動きを伴うストレッチです。
試合前や練習前などに有効なストレッチの一つです。
②スタティックストレッチ(静的ストレッチ)
多くの人が行った事のあるもっとも一般的なストレッチです。
ゆっくり伸ばして、一定の時間静止し、気持ちのいいところまで伸ばします。
単純ですが、たったこれだけでもさまざまな効果が得られます。
膝を伸ばしたまま腰を曲げる前屈などが代表的です。
ストレッチの効果
◎ダイナミックストレッチ
≪運動前後における効果≫
- 筋温アップ
- 関節の動きが良くなる
- 神経系の働きの向上
- 身体の状態を把握
≪一般的な効果≫
- 筋肉の張りやコリを改善・軽減
- ストレッチ後の代謝アップ
- リフレッシュ・眠気解消
- 冷えの改善
◎スタティックストレッチ
≪運動前後における効果≫
- 関節の動きが良くなる
- 老廃物の除去
- 酸素と栄養の効率的な運搬
- リラックス感向上
≪一般的な効果≫
- 姿勢の改善
- 疲労の軽減
- 安眠
- 生理痛の軽減
自宅で簡単ストレッチ

◎ダイナミックストレッチ
1.胸伸ばし…胸筋、肩甲骨周りに効果的!
胸の高さで両腕を前に伸ばしそこから勢い良く後ろに引きます。
胸を張らないと効果が無いのでしっかり胸を張りましょう。
身体を動かす前に10回3セット行いましょう。

2.股関節回し…股関節、お尻周りに効果的!
片脚を斜め後ろに上げてそこから大きく内側に回します。
回した脚を下ろしたら逆脚も斜め後ろに上げて回します。
終わったら反対回しも行ないましょう。
身体を動かす前に10回3セット行いましょう。

②スタティックストレッチ(静的ストレッチ)
背筋をまっすぐに伸ばして上体を前に倒します。
膝は曲げないように気をつけましょう。
背中が丸まらないように、太ももの裏や背中が伸びるのを感じながら上体を曲げていきましょう。
筋肉が柔らかくなるお風呂上りや運動後に20秒3~5セット行いましょう。