プール熱について / 浪速区の北村整骨院 健康ニュース
今年も暑い時期がやってきました!
お子様がプールに入るようになるこの時期から多くみられ、のどの痛みや発熱など、風邪と似たような症状があらわれる「プール熱」についてご紹介していきます!
プール熱ってなに?

プールでよく感染することからプール熱という名がつきましたが、正式には『咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)』といいます。
プール熱は幼児から学童にかけての子供がかかりやすく、1年通じてかかる病気ですが、6月頃から徐々に増加しはじめ、7~8月頃にピークになり、10月頃まで流行が見られます。
プール熱の症状
プール熱の代表的な症状は、

以上の3つが代表的な症状です。
この他にも腹痛や下痢、咳といった症状が3~5日程度続きますが、まれに肺炎など重症化する場合もあるため注意が必要です。
通常は安静にしていれば回復しますが、水分補給など適切な処置を行わなければ悪化する可能性があります。
プール熱の感染経路

プール熱の感染経路には、
①咳やくしゃみなどによる飛沫感染
②タオルの共有や手指を介した接触感染
以上があります。
プールでも塩素濃度が不十分な場合は感染することがあり、目の結膜からウイルスが侵入することがあります。
プール熱の予防法

原因となるアデノウイルスは、感染力が非常に強力で特効薬が無く、予防することがとても大切です!!
この病気は子どもだけでなく大人にも感染することがあり、子供よりも重症化することがあるので注意が必要です。
また、このウイルスは完治しても喉から約2週間、便からは3~4週間にわたり排泄され、完治したからと安心し感染対策を怠ると、二次感染を引き起こすことがあるので注意しましょう。
感染を予防するためのポイント!

うがいや流水でしっかり手を洗うことや、タオルや箸などを共有せず感染者が触れたものは分けて洗ったり、消毒したりすること、そして感染者に近づかないことが重要です。
便の中にもウイルスがいるので、子供が排泄した後やおむつ交換の後も、しっかり手洗いや便座などの消毒などするようにしましょう。