頭を使う運動について / 浪速区の北村整骨院 健康ニュース
「知っている人なのに名前が出ない」、「さっきまでやろうとしていた事を忘れてしまった」、ということが増えていませんか?
加齢とともに体力は落ちていきますが、同様に脳の機能も、40~50歳代をピークに徐々に下降線をたどります。
そこで今月は頭を使う運動の紹介をさせていただきます。
軽度認知障害(MCI)とは?

軽度認知障害という言葉をご存知でしょうか?
「認知症の一歩手前」と言われる軽度認知障害は認知症における物忘れのような記憶障害がでるものの症状はまだ軽く、認知症ではないため自立した生活ができると言われています。
軽度認知障害(MCI)は、放置しておくと症状が悪化する可能性が非常に高く、軽度認知障害(MCI)と診断された高齢者のうち、約半分が認知症に発症します。しかし、認知機能が正常化するも少なくないとされており、年間で10%〜40%は認知機能を取りもどすといわれます。そのため、早期発見・早期治療が重要となります。
脳の機能低下を防ぐには脳トレが効果的です。
脳機能の低下する原因の一つに、脳の血流が悪いという事があります。
脳に必要なエネルギーである酸素や糖を運ぶ血液の流れを良くすれば、脳の萎縮を遅らせ認知機能の低下が防げると言われています。
脳へ刺激を与える脳トレをご紹介
新しいことを覚えたり、昔を思い出すことは脳へ刺激を与えます。
それでは脳トレの例を2つご紹介します!!
1、グーパー体操

①椅子に座り片手をグー、反対の手はパーにします。
②グーの手をパーに、パーの手をグー入れ替えます。
③この入れ替えを左右同時に行い、5回繰り返しましょう。
2、トントン・スリスリ

①椅子に座り、左手は太ももを手の平でスリスリと前後に動かします。
②右手はグーにして、上下にトントンと叩きます。
③1と2の動作を、同時に行います。
※左右の手の役割を交互に替えたり、スピードに緩急をつけたりしてみましょう。
日常生活の中にも取り入れやすいトレーニングがあります
同時進行するいくつかの物事に対して、適切に注意を振り分けたり、注意を切り替える「注意分割機能」も低下しがちです。
機能向上には複数のことを同時に行うことが大切です。
何品かのメニューを同時に調理したり、複数の人と会話をする、歩きながら計算をすることなどが効果的です。
また、旅行の計画や献立を考えるなど、頭の中で具体的な想像を働かせることを日常的に行うと良いでしょう。
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