6月に多いアレルギーとは? / 浪速区の北村整骨院 健康ニュース
ジメジメした天気が続く今日この頃、皆さまいかがお過ごしですか?
この時期は湿気から「カビ」や「ダニ」が発生しやすくなっております。
さらにはそれらが原因でアレルギーを引き起こす事もあるので、今回はアレルギーの原因や、「カビ」や「ダニ」対策を紹介します!
アレルギーの原因

アレルギーの原因としては、カビの胞子や粉末状になって空気中に散ったダニの死がい・糞を鼻や口から吸いこんだり、粘膜、皮膚を溶かす消化酵素によって体内に入り込んでしまうためアレルギーが起こります。アレルギーの元となるカビ・ダニ退治は、「掃除と除湿」が基本です!
適切な対策で暮らしやすい環境を作りましょう!
アレルギーの症状
カビやダニが原因となっておこるアレルギー性疾患の代表的なものとして
- アレルギー性喘息
- アレルギー性鼻炎
- アレルギー性結膜炎
- アレルギー性皮膚炎
の4つがあります。
①アレルギー性喘息の症状

風邪も引いていないのにくしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻炎の3大症状が発生する病気で長く続くと、気がめいったり、頭がボーっとしたりします。また鼻を かみすぎたり、吸いすぎて中耳炎などの耳の疾患を引き起こすこともあります。
②アレルギー性鼻炎の症状

気管支が過敏になっており、ダニなどのアレルゲンを吸入すると発作が起こり、激しく咳が出ます。
また呼吸が苦しくなり、喘息独特の「ヒューヒュー」、「ゼィゼィ」という呼吸音も聞かれます。
③アレルギー性結膜炎の症状

結膜炎の症状としては目が赤くはれたり、白目の部分が充血したりして、目にかゆみが出る病気です。また目ヤニや涙が流れ出て止まらないといった症状もあります。
④アレルギー性皮膚炎の症状
皮膚炎は症状としては皮膚に湿疹や炎症が発生し、かゆみとともに赤い斑点が発生します。特にひどい場合、かゆみがある為、夜も寝られないときがあります。小児に多く見られるアトピー性皮膚炎もアレルギー性皮膚炎の一種と考えられています。
カビ対策

繁殖しにくい環境を作る
- 結露などの水滴は布でふき取る。
- 換気扇や窓を開けて風通しをよくする。
- こまめに汚れやホコリを掃除する。
カビは直接スプレーをかけると飛び散ってしまうので、薬液を浸した布でふき取る。
お風呂に注意!!
浴室は非常に湿気も高くて、温度も高いのでカビが繁殖しやすい環境です。
椅子の下や浴槽の端など見えない場所にいつのまにかカビが繁殖している事も!
また、浴槽にお湯を出すための配管と排水用の配管がありますが、これらの配管には大腸菌、肺炎を起こす有害な細菌が増殖しやすいので、浴室の壁だけでなく、浴槽の配管なども、洗浄液を使って定期的な掃除をしましょう。
洗濯機に専用の洗浄剤を使う!!

洗濯槽の裏側にはカビがついていることも…
せっかく洗濯しても衣類にカビがついてしまったら意味がありません。
定期的に洗濯槽の洗浄をすることが効果的です。
ダニ対策

☆繁殖しにくい環境を作る
- 押入れやクローゼット内の湿度を下げたり、風通しをよくする。
- ダニのエサとなるホコリ、人間のフケなどをこまめに掃除・洗濯する。
- 絨毯をフローリングに。または毛足の短いものにする。
ダニは50℃の温度環境で死滅するといわれています。布団乾燥機などを使ったり、年に一度は布団を丸洗いすることをお勧めします。