腸疲労について / 浪速区の北村整骨院 健康ニュース
5月はお休みが多く、外食も増えたり、食事も不規則になりがちです。
そこで、今回は『腸疲労』について紹介します。
腸疲労とは...

その名の通り、腸が疲れている状態です。
腸が疲れると、次の3つの機能が低下してしまいます。
①食べ物を消化・吸収する力
②水分を吸収する力
③便を体外に排出する力
この3つが低下してしまいます。
腸疲労のサイン

便秘や下痢、臭いおならがよく出るといった状態は、「腸疲労」のサインです。
臭いおならや便秘は、食べ物を消化・吸収する力が低下した結果、腸内環境が乱れ、悪玉菌が優位になることで発生します。
また、疲労した腸は動きが悪くなり、便を排出する力が低下することで便秘の原因になってしまいます。
下痢は水分を吸収する力が低下し、便の水分量が増えてしまった状態です。
便秘や下痢は食べたものによっても左右され、甘いものの食べ過ぎは便秘に、アルコールのとり過ぎは下痢になりやすくなると言われています。
あなたの「腸疲労度」チェックシート
□野菜や果物をあまり食べない
□外食が多い
□1日3食とらない事がある
□甘いものをよく食べる
□お酒を飲む機会が多い
□水分をあまりとらない
□運動不足気味
□食後、下腹がポッコリ出る
□睡眠時間が6時間以下
□運最近、ストレスを感じることがある
チェックの数が1~3個の人は「腸疲労予備軍」
4~7個なら「やや腸疲労」、
8個以上だと「腸疲労」と考えられます。
腸疲労を回復する方法
①プチ断食で腸を休める

腸疲労を自覚したら、半日~1日、食事を摂らずに胃腸を休める「プチ断食」でデトックスするのもおすすめです。
ヨーグルトやりんごなどを朝食や昼食に置き換えるだけでも、腸疲労を回復する効果が期待できます。
※無理して食事を食べないのは逆に身体に良くないので注意して下さい。
②温かい飲み物で腸をゆるめる

腸内の水分が少なくなると腸の働きが低下するだけでなく、消化液として毎日大量に使用されるので、水分補給がとても大切になります。
冷たい水だと腸が冷え、働きを抑えてしまうので、白湯やお茶がオススメです。
③食物繊維2種類をバランス良く

食物繊維には、腸にたまった便や毒素などを取り除く働きがあります。
玄米、ライ麦、いも、根菜、豆類などに多く含まれ、腸を刺激し食物の残りかすなどを速やかに体外に排出する「不溶性食物繊維」、果物や海藻、キノコ、こんにゃくなどに多く含まれ、身体に良くない物質をゼリー状にして吸収を妨げ、便として排出させる「水溶性食物繊維」があります。
その時に2種類の食物繊維を「不溶性 2」 : 「水溶性 1」の割合でバランス良く摂ることが大事です。
④腹式呼吸で腸マッサージ

「腹式呼吸」は腸を刺激しつつ、マッサージする働きがあります。
【腹式呼吸の方法】
①身体の力を抜きます。
②鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。
③口からゆっくり吐きながら、お腹を凹ませます。
※②,③をゆっくりと10回ほど繰り返します。肩が力まないように気をつけましょう。
腸を刺激することで腸の働きを活発にして腸疲労の回復を促しましょう。