お酒の飲み方・付き合い方について / 浪速区の北村整骨院 健康ニュース

今年の年末年始は新型コロナウイルスの影響もあり、例年よりも自粛し、回数が減るとは思いますが、忘年会や新年会などお酒を飲む機会があると思います。
今回は、健康なお酒との付き合い方をお伝えします。
お酒(アルコール)の基礎と影響
①アルコールの吸収と分解

摂取されたアルコールは、胃および小腸で吸収され、血液に溶け込んで全身へと拡散された後、肝臓へ運ばれ分解されます。
アルコールの代謝に関する酵素の働きは個人差が非常に大きく、お酒を飲むと顔が赤くなる体質の人は、アルコールの分解が遅く、癌や様々な臓器障害を起こしやすいといわれています。
②アルコールによる身体への影響

アルコールは一時的に血圧を下げることもありますが、長い間飲み続けると血圧を上げ、高血圧症の原因になると考えられています。
※肝臓はアルコールの影響を受けやすい臓器です。
アルコールの90%は肝臓で分解され、その際に、中性脂肪が作られてしまい、お酒を飲みすぎると脂肪肝になってしまいます。進行すると肝硬変になってしまい、元の健康な肝臓に戻ることはできません。肝臓は症状がなかなか出ない臓器なので気づいたときには、かなり進行してしまっている可能性があります。
お酒を減らすことで...

・肝機能が改善される
・血糖値が下がる
・血圧が下がる
・尿酸値が下がる
・体重が減る
など、他にもたくさん良いことがあります!!
健康的に長くおいしく飲むために
①1日の適量を守る

1日の適量は、純アルコール量換算で1日約20g程度(男性の場合)です。女性、高齢者、お酒を飲むと赤くなる人は、さらに少ない量にしましょう。
(換算式:純アルコール量(g)=飲んだ量(ml)×[アルコール度数÷100]×0.8)
②お酒と同じ量の水を飲む

アルコールが体内で分解される過程で、たくさんの水分が使われますが、アルコールには利尿作用があるため、身体は脱水が進んでしまいます。
その為、しっかりと水を飲むことが重要になってきます。
お酒を飲みすぎない対処法
□まず、お腹を満たす
□お酒以外の楽しみを増やす
□1日3時間以上飲まない
□寝酒をやめる
□飲酒量を記載する
□ノンアルコール飲料を活用
□一口飲むたびにコップを置く
□周囲へ目標を宣言し協力してもらう
□一緒にお酒を減らす仲間を見つける
など…
二日酔いになってしまったら...

1二日酔いの原因はお酒の飲みすぎです!
肝臓が大量のアルコールを処理できないために起こってしまいます。
ですので、飲みすぎずに適量を守ることが大切です。
もしなってしまったら...
【年末年始のお知らせ】
12月31日~1月4日まで休診いたします。
1月5日より通常通り診療いたします!!