浪速区 北村整骨院の健康ニュースです。今回は、口の中のケアがウイルス感染を防ぐ！について解説します。

新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
6月4日から10日は【歯と口の健康週間】です。
実は「お口の中を健康に保つこと」が新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐために欠かせないのです。

徹底した手洗い、マスク着用、外出を控え、いわゆる「３密」を避けること、といった基本的な感染予防対策は是非続けて下さい。
それと同時に「お口の中を健康に保つこと」も、感染予防にとても大事なことなのです。
しっかり歯を磨けていない、むし歯や歯周病が治っていない、といった状態を続けてしまい、口の中の衛生状態が悪化すると、口腔内の細菌の数が増えてしまいます。
そうすると免疫力が低下し、細菌による炎症を併発する結果、ウイルス性肺炎が重症化する傾向があります。

それにはまず、一人一人のホームケアがとても有効です。
丁寧な歯磨きはもちろん、舌磨き、歯周ポケットや歯肉溝をしっかり清掃することなど、基本的なケアの積み重ねが極めて大事になります。
また、歯科医院で、口の中の状態をしっかりとチェックし、行き届いていないところをケアすることができます。
こうしたケアを徹底し、細菌の数の増やさないことで、ウイルス感染や重症化の予防にも繋がります。

口の中の細菌を増やさない方法の一つとして口の中を洗うブクブクうがいがあります。
さまざまな種類の洗口液で口の中をゆすぐと２時間ほどは口内のウイルスの量を低下させられるというデータもあります。口の中を清潔に保つことが大切です。

７秒うがいのやり方
①水を口に含む
(水の量はおちょこ一杯分ぐらい。水の量が多いと、口の中で水流がつくれなくなる)
②7秒間、全力でブクブクうがい！
③水を吐き出して、また水を口に含む
(口の中の最近が見ずに混じってるので、そのままゴロゴロうがいはダメ！)
④天井を見ながら、7秒間ゴロゴロうがい
(「ゴロゴロ」としっかり音が出るように。むせない程度に喉の奥まで水を入れる)

是非試してみて下さい！

口を清潔に健康に保つことと、もう一つ大切なのが、「咀嚼と栄養」です。
実は、咀嚼機能は、免疫力を落とさないために、とても大事なのです。
むし歯がひどくてあまりしっかり食べられない、入れ歯が合わず、使わないままでいると、柔らかい食事が常態化しやすく、咀嚼機能が低下します。
また、咀嚼力を要求される肉類の摂取が減ってしまえば、タンパク質低栄養が進行し、免疫力の低下を招き、感染症の重症化に繋がる恐れがあります。
タンパク質やビタミンを含む栄養価の高い食材を摂取するよう心掛けて下さい。